禁酒してから(週に四日ですけれど) 夜 頭がさえている時間が多くて・・・
  それまでは 酔っぱらって TV観てねるだけ なんて生活でした。
   (もったいない時間を すごしてしまったと おもう今日この頃です)

そんなこんなで 寝床で 寝るまえ30分~1時間の 読書始めました。
昨年から 吉村昭(よしむら あきら)の本を中心に 読み進めています。
たまに 三島由紀夫 よしもとばばな 紀行もの を織り交ぜています。
三島由紀夫 「金閣寺」 「仮面の告白」 を読みましたが・・・ページの進みが悪くて、一冊読むのに2週間ではたりません。 そんなに長いはなしではないのですけれど・・・たしかに 濃厚な話でした。
「潮騒」をはじめ 代表作がいっぱいあるので ぼちぼち 潰していく予定。

それに比べると 吉村昭は スイスイ読めて 次のページが待ち遠しい って感じで、寝る間が惜しいくらいです。 しかし この人の 作品には 人がバラバラになる話が多いです。 バラバラとは 肉体が飛び散る系と 解剖されて切り刻まれていく方とです。 実際 戦中にかなりの人の死をみたとのことで
その悲惨さを冷徹に見る目をとおして われわれに教えてくれています。 

最初に読んだのは・・・もう30年以上前ですが 「戦艦武蔵」「零式艦上戦闘機」「茜色の雲」
(「戦艦武蔵」は 最近読み返しました)
昨夏 第一作となったのが 「羆嵐」(くまあらし) 北海道開拓時代にあった 羆の被害と 人間の攻防。人肉に目覚めたヒグマが襲ってくる様は ハラハラドキドキ(ええ歳してこんなに ハラハラするとは・・・)しました。(復帰第一線がこの本で良かった)
続けて 「漂流」沖ノ鳥島に破船して流れ着いた男が生還するまでの話。
「破獄」脱獄を繰り返す男の話 緒形拳主演でのTVドラマを子供の頃見た記憶がある。
「星への旅」自殺願望の若者たちが破滅するまでの話 悪い夢を見ているような話だった。今読み返している最中。
「少女架刑」強烈な印象が残った作品。 解剖されていく少女の身体を 少女自身が感想をのべていくという話。憂鬱さの中のコミカルさ。マンガ的異色な作品であった。

「三陸海岸 大津波」 津波って延々繰り返しているのがわかる
「羆」
「下弦の月」
「陸奥爆沈」長門と同型艦の陸奥が瀬戸内で謎の爆発沈没! 
「高熱隧道」トンネル工事は 熱い!
「天に遊ぶ」
「島抜け」 
まで 読みました。

まだまだ いっぱい よむ本があるようです。
今年いっぱいは 吉村昭で 楽しめる!
その先は 好きな 司馬遼太郎や 新田次郎 も読み返してみよう。

この先「長くなりそうだ・・・」


011
                      流れ橋にて